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令和5年度活動方針

ピータッチ(P-tach) 京都府PTA協議会は、生涯学習の担い手であることを自覚し、子どもたちの健やかな成長を願い、保護者と教職員が互いに交流し、学びを深めることを通して自らを高めるとともに、生命と健康に関する理解を深め、教育環境や社会環境の改善・充実に努めることを目的とする社会教育関係団体です。

今日の社会はインターネット等の通信技術が急速に進歩し、私たちの生活環境はより便利な社会へと発展してきました。しかしながら、子どもたちが大人へと成長していく環境としては、全てを手放しで喜ぶことができるものではありません。
スマートフォンの利用やSNSにおいては、機器の性能やリスク管理を正しく理解していれば、非常に便利なツールではありますが、好奇心や未熟な知識から間違った使い方をしたり、子どもたちをターゲットとした犯罪が増加したりするなど、身の回りの子どもたちが危険にさらされる事件が発生しています。
昨今オンライン化が急速に発展し、教育活動の中でもタブレット学習が進んでいます。これまで以上にネット関連トラブルから子どもたちを守るための正しい知識と利用法を、子どもたちだけでなく、私たち保護者も学び伝えていく必要があります。

新型コロナウィルスも第5類となり、社会はポストコロナと変革をしています。子どもたちが夢と希望をもって、心豊かな大人へと成長していくための環境作りをするためにも、まずは私たち保護者が学ぶ必要があります。子どもたちが学校で学ぶように私たち保護者も子どもたちが現状抱えている問題をしっかりと把握するとともに、理解し、解決することのできる力を身につけ、子どもたちと共に成長していくことがとても重要です。誰一人取り残されることなく、一人ひとりが自己肯定感を高めるための一助となるよう活動していきたいと思います。

京都府PTA協議会では、子どもたちの健全な育成の原点は“家庭教育”にあるとの考えの下、会員の皆様が、保護者として子どもたちをいつも温かく見守り、時に厳しく指導することで、子どもたちが「愛情に包み込まれている」という感覚を抱けるような“家庭教育”の推進に努めて参ります。また、子どもたちが安心して、心身ともに健やかに成長出来る社会を築き上げるために、家庭・学校・地域が互いにつながりを深め協働し、一丸となって子どもたちを見守り育てる環境づくりに取り組みます。

以上の点を踏まえ、京都府PTA協議会は、常に社会教育関係団体としての本質を堅持しながら、会員相互の連携のもとに次の重点目標を設定します。

令和5年度 重点目標

  • 子どもたちが毎日笑顔で過ごすことが出来る様に、そして、その笑顔が明るく夢ある未来へ続いていく様に、願いを込めて活動していきます。
  • 社会教育関係団体として、学びを深めていく必要があります。そのためにも全ての保護者を対象とした学びの場の提供、またオンデマンド配信も活用し保護者が学び続けられるよう努めていきます。
  • 生涯学習の担い手であるという自覚のもと、次世代を見据えたウェブ会議やオンラインによる研修の導入を視野に入れて、京都府北部から南部の各地域との交流を図ることにより、会員相互のつながりを強め、PTA活動をより充実させることをめざします。
  • いじめ・非行防止キャンペーン委員会では、少年非行の防止と青少年の健全育成を図るため、「いじめ・非行防止キャンペーン事業」として、声かけ(あいさつ)・見守り運動を府内各地域で展開し、学校とPTA、そして地域が一丸となって、子どもたちを温かく見守り育てる環境を築いていきます。あわせて、「スマホ・ネットの使用に関する啓発資料の作成・配布」及び京都府教育委員会との協力の下、「少年非行防止対策事業」に取り組みます。
  • 家庭教育委員会では、府内各地での「家庭教育研修会」の開催と運営を通じて、子どもたちの健全な育成の基礎となる家庭教育の充実と発展を図っていきます。また、家庭教育の一層の充実を目指して、“家族”や“命”の大切さをテーマとした「三行詩募集」を積極的に推進します。
  • 調査広報委員会では、ホームページの内容の充実を図り、京都府PTA協議会の情報をはじめ、OB会及び各郡市連PTAや単位PTAの情報の発信に努めます。
  • 青少年問題委員会では、青少年を取り巻く諸問題の情報等を収集し、関係団体とも連携しながら、継続して問題解決が図れる様に努めます。
  • 健康安全委員会では、学校給食や安心・安全な食材についての理解を深め、子どもたちの健康を推進すると共に、安全な生活環境づくりに取り組みます。
  • 人権教育委員会では、あらゆる人権問題に、家庭が本来果たすべき役割と責任について、学習活動を通じて正しい理解と認識を深めます。